総桐(キリ)和箪笥「ほのか」

引き継がれた先人の知恵がいきる、組み合わせ自在な桐の和箪笥

高価な着物や大切な衣類を、ジメジメとした梅雨の湿気や虫害から守る桐(キリ)。高温多湿な日本の風土に合った伝統的な素材として、昔から身近な存在です。

「ほのか」は、厳選された上質な桐を使って、熟練の職人がひとつづつ丁寧に作り上げた“本物”の桐箪笥。　デリケートな着物はやはり、専用の和箪＼笥で保管したいもの。引出しの内寸はゆったりとした幅95センチ・深さは38センチと、折り皺(しわ)がつきにくく使いやすい浅めの設計です。直火で焼き上げた表面のダークな“焼き色”が、年月とともに艶やかな風合いへと変わっていきます。 

■桐とは？■

木と同じように成長する桐。「木」+「同」と書いて、実は「ゴマノハグサ科」という草の仲間なのです。 【優れた調湿性能】 湿度によって膨・縮小して内部を乾いた状態に保つ桐の性質が、着物(絹)やウール、毛皮などの天然素材をカビやシミの変色から守ります。 また、アルカリ性の桐は虫をよせつけません。 発砲スチロールのような気泡構造をもった内部は非常に軽く、吸水性があります。その優れた耐火性能＼で、金庫や火鉢の材料としても使われてきました。

■「ほのか」は、組み合わせ が自在なスタイル■
基本のパーツ「袋戸棚」、「和服棚6段」、「盆4段」、「袖斗5段」からご自分に必要なサイズ・収納タイプを組み合わせられますので、無駄がありません。
たとえば・・・
●『めったに着ないので何より保管重視な方』には・・密閉性があり保存性能が最も発揮できるチェストタイプの「袖斗5段」がおすすめ。

●『時々着るので、使いやすさと保管の両方が必要な方』には・・収納したものが一目でわかって、出し入れしやすい観音開きタイプの「和服棚6段」や「盆4段」と「袖斗5段」の組み合わせなどがおすすめです。
（画像をクリックすると拡大されます）

密閉性にすぐれ長期保管に適した「袖斗5段」タイプ

使いやすい手軽さが魅力の「和服棚6段」・「盆4段」タイプ

チェスト「袖斗5段」単品 (抽斗内寸：幅950　奥行き380　高さ75)		衣装箪笥「盆4段」+「袖斗5段」セット (盆内寸：幅890　奥行き370　高さ60)

このほかにも、さまざまな組合わせが可能です。　どうぞご相談ください。

■詳細と機能■（画像をクリックすると拡大されます）

	きもの収納に適した浅めの棚。内部も中棚ほかすべて上質な桐仕様です。			引出しには可動式の仕切り板。「帯締」「足袋」など雑多になりがちな和服の小物を、すっきりと整理できる工夫を加えました。
	側板と前板の組み合わせは、釘を使わず丈夫な「あられ組接ぎ」。			いぶし銀の美しいの前飾り。本体の焼色との対比がちょっとモダンなカラーイメージ。
	戸袋の飾り引手			袖斗の飾り引手